東日本大震災を踏まえた危険物施設の地震・津波対策の推進について

平成23年3月11日に発生した東日本大震災における危険物施設の被害状況から危険物保安室長より危険物施設の所有者等に対し、危険物施設の地震・津波対策の充実強化を図るよう通知がありました。

危険物施設の所有者、管理者又は占有者等の方は危険物施設ごとに、配管や建築物等の耐震性能、技術基準の適合状況及び危険物施設周辺の液状化の可能性を再確認し、また、津波警報発令時や津波が発生するおそれのある状況等における緊急時の対応に関する検証を行い、その結果に応じて必要な措置を早急に行いましょう。

関係通知

「東日本大震災を踏まえた危険物施設の地震・津波対策の推進について」 平成24年1月31日付消防危第28号
危険物施設の所有者等の方が実施する危険物施設の地震対策、津波対策についての通知です。


上記の28号通知において、屋外貯蔵タンクについては、津波シミュレーションを実施して被害予測を行ったうえで、津波対策に係る検証を行うこととされています。下記の「屋外貯蔵タンクの津波被害シミュレーションツール」を利用してください。


「屋外貯蔵タンクの津波被害シミュレーションツールの提供について」 平成24年8月1日付消防危第184号

屋外貯蔵タンク津波被害シミュレーションツールのダウンロード

「危険物の規制に関する政令の一部を改正する政令等の交付について(通知)」 平成24年5月23日付消防危第132号

平成24年12月1日より、予防規程に定めなければならない事項に、地震が発生した場合及び地震に伴う津波が発生し、又は発生するおそれがある場合における施設及び設備に対する点検、応急処置等に関することが追加されました。

「危険物施設の地震・津波対策に係る予防規程の策定について」 平成24年8月21日付消防危第197号

危険物施設の地震・津波対策として予防規程に盛り込むべき主な事項が取りまとめられました。



平成24年12月1日より予防規程に定めなければならない事項が追加されました。
予防規程を定めなければならない危険物施設の所有者等の方は、予防規程の変更をし、認可を受けてください。